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不定愁訴(ふていしゅうそ)知っていますか?

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日々、患者さんが来院される中で、体が良くなるようにみなさんにアドバイスをすることがよくあります。

 

 

動きやストレッチだけでなくて、正しい知識も提供できたらと思いお伝えしています。

 

 

来院されるかたは、解剖学・生理学・運動学を勉強したわけではないので理解するのに時間がかかると思いますが、知っていただくことで周りの方のためになるかもしれません。

 

 

ということで、今日は「不定愁訴」という言葉についてです。

 

 

この不定愁訴という言葉は女性であれば聞いたことがあるかもしれませんね

 

 

更年期障害のときなどで耳にしていると思います。

 

しかし、更年期に限ったことではなく、子どもから高齢者まで悩んでいるひとがいるんですよ

 

 

「えっ!?更年期だけじゃないの?」という方は知ってほしいですね

 

それでは、説明します

 

不定愁訴とは、器質的な疾患がないにも関わらずさまざまな身体症状を訴えるもの

 

つまり、レントゲンや血液検査などを行ってもなにも悪いところがないのに体に症状があることです。

 

 

症状としては、幅広くあります。

 

 

・自律神経失調症状
ほてり・のぼせ、発汗、手足の冷えなど
・精神神経症状
頭痛、頭重感、憂鬱、不安感、イライラなど
・運動器官系症状
肩こり、背部痛、腰痛、関節痛など
・知覚系症状
しびれ、知覚過敏、視力の低下など
・消化器系症状
腹痛、吐き気、食欲不振など
・泌尿生殖器系症状
排尿痛、性交痛、頻尿など

 

多いですよね( ゚Д゚)

 

 

実際、当院にも「誰にも分ってもらえない・とにかくつらい」という相談もあります。

 

 

整体の観点からみると、「筋肉が硬いもしくは緊張しすぎている人」に多くみられる印象です。

そういった方は、筋肉が緩むことで症状の変化を感じていただいていますが、体のバランスのこともあるので日常を見直す必要もおおいにあります。

 

 

まずは、体に負担をかけるような生活をしていないか見直しが必要です。3食バランスよく食べる、飲みすぎ・食べ過ぎに注意する、睡眠時間をきっちりとる、など、規則正しい生活をすることが大切。

 

また、自律神経のバランスを整えるのに有酸素運動が有効です。ウィーキングなど比較的続けやすい運動を日常的に取り入れることも大切。日頃のストレスなども深く関係しているので、ストレスをためず心と体のバランスを保つようにしましょう。
とはいえ、生活環境・人間関係をがらりと変えるのは大変難しいことですから、趣味を思い切り楽しめる時間を作る、おしゃべりを楽しむなど、無理なくできることから始めていきましょう。

 

 

不定愁訴は単なる症状ではなく、その症状のせいでほかの内臓的疾患、精神的疾患にかかることも少なくありませんので早期の改善が必要です。

 

 

思い当たる方は「このくらい」と思わずに改善させましょうね