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症状を治すためには

こんにちは!!

 

 

 

さて、今日は、初めての患者さんが来られまして違和感がある言葉をおっしゃっていたのでみなさんにも考えていただけたらなと思いまして書いていきます。

 

「痛み止めで治らないのできました」

 

???

 

一瞬、僕は考えてしまいました

 

というのも、痛み止めは本来痛みをわからなくするためのものであって「体を治す」ものではないからです。

 

 

しかし、必要になるときもあるとはおもっています。それは、痛みのせいで夜も眠れないとか痛みがある時の精神的なストレスが強くなるなど日常生活にかなりの支障がでる場合などです。

 

 

みなさんの中には、痛みの程度にかかわらず痛みがあればとりあえず痛み止めを飲もうという方がいると思います。

 

でもここですこし考えてください。

痛みの度合いが0から10あるとして、10の時は我慢できないくらいの痛みなので薬を使うのは賛成できますが、2・3くらいの時に使うのはどうでしょうか?

僕は効果よりも体に起こるリスクの方が高いと思いますので賛成できません。

 

ニュースでみましたが、医療に関する改定で患者さんの薬づけを防ぐために薬の処方を細かく分けるそうです。日本は医療先進国で、薬というのが比較的簡単に手に入ってしまい、薬の作用について知らない患者さんが勝手な判断で使用する時があります。

 

患者「先生、シップいれといて!」

 

医師「どこか痛いの?」

 

患者「痛くないけど、夜貼るために」

 

医師「ではシップだしときます」

 

このような会話で患者さんの要望を医師が断りにくい状況になっていますし、使い方が間違っていますよね

 

 

患者「先生、私、最近便秘なんです」

 

医師「では、便秘薬だしときますね」

 

 

この会話も実はおかしいんですよね。

医師は薬が扱えますので薬で改善させようとします。しかし、はじめの段階では病気ではないかぎり便秘薬は必要でないように思います。(腸など消化器系の病気以外では)

当院に来られている80代の方も薬でしか便がでないと悩んでいましたが、生活指導(睡眠・飲む量・運動)を行っていただくことで改善されました。

かなり喜んでいただけました(^_^)

 

 

これまでの事で僕が言いたいのは、薬を否定するものではありません。

 

でも、使い方を間違えると体にとって猛毒にもなる可能性があると思っていただきたいと思います。

 

症状を治すため・良くするためには、薬を最終手段として少なくとも生活を見直して、症状が改善しやすい体づくりをすることが重要です。

 

緩やかな変化が体にはきっといい効果がでますよ

 

これを知らないとケガをする!

今日はすごく蒸し暑かったですね(*_*)

 

 

どんよりしていますが、体もどんよりしていないですか?

 

 

すこし汗をかくといいかもしれませんね(^_^)

 

 

 

それはさておき

 

「これを知らないとケガをする」

 

ずばり

 

筋出力

 

という言葉をご存知でしょうか?

 

 

スポーツをしている方は聞いたことがあるかもしれませんが

 

 

これは筋肉の量(多い・少ない)や質(硬い・柔らかい)ということではなくて筋肉がもっている力をどれだけ引き出せるかということです。

 

 

つまりどれだけ鍛えても筋肉の本来の力がでていないとパフォーマンスが下がります。

 

 

筋出力がうまく引き出せていない方の感覚としてはうまく力が入らないとか筋肉の一部分がだるいと感じる方が多く、単に調子が悪いと感じるかたもいます。

 

 

当院では痛みを改善させるということだけでなく筋出力が上がるように施術をします。

 

 

筋出力を意識することで高齢の方には転倒のリスクを減らすことになりますし、スポーツをされている方にはパフォーマンスの向上とケガの防止になります。

 

 

筋肉の状態を向上させて毎日を楽しくしましょう!!

歩く時のイメージ

今日は患者さんから質問をいただきました。

 

それは

 

「どんな歩き方がいいの?」

 

ということです。

 

 

この質問は整骨院ではすごく聞かれる質問です。

 

 

この質問は奥深いもので患者さん自身はどこをどのようにして動かしたらよいのかわからなくなっている状態ですよね。

 

 

すこし意識を変えるだけで良い歩き方になって体にかかる負担が減るのでその意識=イメージをお伝えします。

 

 

大切なのは

 

 

お腹から足が生えているイメージで歩く」

 

ことです。

 

 

このイメージを持つと美しい歩き方になります。美しいということは筋肉の偏った使い方をしないで多くの筋肉を負担が少なく使うことができます。

 

 

股関節から歩くようにすると膝がかかとより前にでることが多く、その状態になると体重が膝にのって大きな負担が特に膝中心にかかります。

 

 

また、太ももの前の筋肉を無駄に使ってしまい疲れやすくなるだけでなく足が太くなる原因になります。

 

 

お腹から足がでているイメージで歩くと多くの筋肉を使います。

多くの筋肉を使うということは多くのエネルギーも使います。

歩く機会が多い人はこれだけでやせる基礎を作ることができますのでぜひ一度チャレンジしてみてください。

 

 

わかりにくいという方はお問い合わせいただくか一度ご来院ください。

 

 

姿勢を見つめ直すいいきっかけになると思いますよ!!

 

 

 

足がつる!!

台風が過ぎてさらに暑くなったような・・・

 

 

外の気温は暑くなっていますが、「最近、朝方に足がつるんです!」というかたが急増中です。

 

 

僕が考えるに

 

クーラーなどで冷えやすい環境にいる

暑すぎて動くことが減った

汗をかき水分やミネラルが足りていない

 

ことが大きな原因ではないかと思います。

 

 

実際はこれらがひとつ当てはまっただけで起こるというものではなく、お互いが複雑に絡み合って「足がつる」という状況になります。

 

 

特に朝方につるというのは、外気温も体内温度も一日の間で一番低くなっているときに起こっています。

 

先にあげた3つの考えられる原因ですが、これらは結果的に筋肉を硬くさせて血流の流れを遅くさせます。

 

そこに気温と体内温度の変化が加わることでさらに筋肉の状態を悪化させるのです。

 

一度なってしまうとなかなか治まらないものですが対策は意外と簡単です。

 

 

水分不足は寝る前にコップ一杯の水かスポーツドリンクを飲むことで解消できます。

 

あとは筋肉が冷え固まらないように足首・足指を積極的に上下左右に動かしましょう。

そして、足首と腰・お腹まわりは薄い布やタオルケットで覆いましょう。

 

このあたりは冷えやすくなおかつ熱を生むのにかなり重要なところですので気をつけておきましょうね!

 

 

暑い夏を健康に乗り切るためにチャレンジしてみてください!!

 

きっと体はいい方向に向いてくれますよ(*^-^*)

施術はクセになる?

今日も暑いですね(*_*;

 

お天気キャスターが「酷暑」と言っていました。

 

聞くだけで暑いです。

 

 

患者さんより「施術(治療)はクセになるん?」と質問を受けましたのでお答えします。

 

 

ズバリ答えは「なりません」

 

まず、クセになると思っている方はいままでの施術で強い刺激の施術を受けてこられたのではないかなと思います。

 

強い刺激は筋肉中の毛細血管を押しつぶしてさらなる血行不良を起こします。

 

血行を良くしたいのにかえって悪くなってしまうために患者さんはもっと強い刺激、回数を求めてしまいます。

 

これが患部が改善しないでクセになるパターンですね。

 

 

ですが、実はいいクセがあるんです!!

 

それは

 

自分の体の不調がわかるようになることです。

 

これはどういうことかといいますと

 

体はずっと痛みや不調を感じているとすごいストレスになるのでごまかす性質があります。

 

ごまかしてわからない状態=治った状態としてストレスを感じなくさせています。

 

こういうような状態が続いた結果神経や筋肉に過度の負担がかかりケガや病気をしてしまいます。

 

先ほどいいクセ(体の不調がわかる)といいましたが

 

体が良い状態の時は不調になった瞬間がわかるようになります。

 

当院での施術ではこの良い状態を理解していただくことに力を入れています。

 

結果的に良い状態を知ることで悪くなってきた時をいち早く感知していただいて悪化するのを防いでいます。

 

「気づいた時にはもう遅い」とならないために自分の体を知るということをしてみてはどうでしょうか?

交通事故の治療

今日はめちゃくちゃあついですね(*_*;

 

熱中症になる人も多いのではないでしょうか?

 

こまめに水分をとってくださいね!

 

 

さて、話はがらっと変わりまして「交通事故の治療」についてお話します。

 

みなさん交通事故の治療というとまず「病院」と思う方が多くいると思います。

 

それは間違いではありません。レントゲンなど撮っていただいて診断していただくことは大切です。

 

でも、整骨院(国家資格を持つ人)で治療をできることを知っていましたか?

 

最近では保険会社さんによっては整骨院に行かないように指導される場合があるようですが施術を行うことが可能です。

 

よほど重大な事故でない限り一番多いのが「ムチウチ」です。そしてムチウチ治療に詳しいのが当院のような整骨院です。

 

ムチウチは初期の治療が大事になってきますし、当院では、今後どのようになっていくか治癒過程を知っていただくことができます。

 

個人差は幅広くありますが軽い事故の方で2~3カ月、中程度の事故で4~5カ月の施術期間がかかるものだと認識しておいてください。

 

理想としましては事故後一週間以内にでてきた症状は早めに病院に行って診断していただくと良いでしょう。

その後、病院の治療と並行して体の筋肉をゆるめる施術を整骨院で行うと早期の改善につながると考えます。

 

交通事故は施術だけでなく知識も必要です。十分な治療と妥当な補償を受けられるようにしましょうね(^^)/

自律神経を整える方法(入浴)

日ごろ耳にする機会が増えてきている自律神経についてお話します。

 

当院では独自の整体を施術することで自律神経のバランスを整えていますが、今回は入浴での整え方をお伝えします。

 

そもそも自律神経とは?

 

自律神経とは呼吸や食べ物の消化、身体に血液を巡らせるといった生命活動に関わる大切な働きを司っています。

 

自律神経は呼吸をする働きを任されているので、少しも休むことなく働いてくれていることになりますね。

 

自律神経には『交感神経』『副交感神経』があります。

 

交感神経は心臓の機能を活発にし、気管支を広げ、血管を収縮させます。つまり、身体を活発に働かせるときは交感神経が優位になるわけです。

 

それとは反対に、食事や睡眠など身体をゆったりさせているときには副交感神経が優位になり、唾液や胃液が分泌され消化器の活動が活発になります。

 

「自律神経失調症」という症状がありますが、これは交感神経と副交感神経のバランスが乱れることが主な原因とされていて、身体のあちこちにマイナスな影響が出てきます。

 

症状も人によってさまざまで、頭痛や肩こりといった”身体の症状”と「なんとなくダルい」「ちょっとしたことで落ち込んでしまう」といった”心の症状”に分かれます。

 

自律神経が乱れる原因もさまざまですが、ストレスや生活習慣の乱れが特に影響が大きいと言われています。

 

ストレスを溜めたままにしておくと交感神経が優位になり過ぎて自律神経のバランスが崩れ、心と身体に悪い影響があらわれます。

 

 

それでは、今回は対策として入浴中にストレスを効果的に解消させる方法をご紹介します。お風呂でリラックスすることで、”交感神経優位”を”副交感神経優位”に切り替えましょう

 

入浴法!!

 

入浴を普段シャワーだけで済ませることが多い方は、ぜひ湯船に浸かる回数、時間を増やしてみて下さい。

 

適切な温度は38~40度程度です。お湯が熱過ぎると、かえって交感神経が活発になります。

 

首まで浸かっても半身浴でも構いません。気持ちいいと感じる浸かり方を選んでください。

 

こうして湯船に浸かるだけでも効果はありますが、これに「呼吸」を加えることでリラックス効果はグンと上がります。

 

コツは息を吐く時間を長くすることです。

 

副交感神経は”息を吐く時”に優位になるので、吸う時間よりも吐く時間を長くするように意識することが大切です。

 

イメージとしては吸った倍の時間を吐くようにするとやりやすいと思います。

 

実はこの呼吸法は筋肉や肋骨にも非常に効果的でいいことだらけなのでぜひやってみてください。

 

きっと落ち着く時間が増えますよ(^◇^)

 

過呼吸(過換気症候群)について➁

当院の施術では「全身の筋肉をゆるめる」ことをします。

 

 

「筋肉をゆるめる」とは、筋肉を弛緩させることではありません。
周囲の状況や環境変化によって、筋肉が自在に弛緩も緊張もできる状態にすること、それを当院では「ゆるめる」と表現しています。

筋肉をゆるめることにより、前項にあげた次の5つの不調和が解消されます。

  1. 骨格バランスの崩れ、乱れ
  2. 筋肉の過疲労、過緊張
  3. 体液循環の滞り(血液、リンパ液、脳脊髄液)
  4. 神経の圧迫、走行阻害
  5. 自律神経の乱れ、発動不全

その結果、自然治癒力が高まり、原因不明の過呼吸は、自然に解消されていきます。

 

予防と対策

筋肉の過疲労、過緊張が、結果的に過呼吸を起こしています。
そして、筋肉の過疲労と過緊張を招く原因は、あなたの生活習慣の中にあります。
原因は、ひとつではありません。
身体的なものもあれば、精神的なものもあります。
複数の原因が関連し合い、過呼吸は生じます。
以下、原因となる生活習慣や傾向の一例をあげます。

 

  • 基本的に猫背である(姿勢が悪いと言われる)
  • パソコンに向かっている時間が長い
  • 携帯電話やスマートフォンをよく見る
  • 仕事や趣味などで、手をよく使う
  • 職場で強い緊張を強いられる
  • 睡眠時間が短い
  • 入浴は、シャワーのみで済ませている
  • ほとんど運動をしない
  • 暴飲暴食気味、あるいは食生活が乱れている
  • 愚痴や不満が多い
  • 精神的なストレスを抱えやすい
  • 身体に不要な力が入る
  • 就寝環境がよくない(狭い、枕が合わない、布団が柔らか過ぎる)
  • 常用している薬がある

 

これらに当てはまる方は意外と多いと思います。

単に精神的ものだけで引き起こされるのではなくその背景には体のゆがみや筋肉の緊張といったものも含まれます。

みなさんも経験されたことがあるかもしれませんが体が痛いときやすごく疲れた時などは楽しいことでもそんなに楽しく感じないし、ささいなことで視野がせまくなり腹が立ったり不安になったりするものです。精神的なストレスが体に影響をだすこともありますがその逆で体の異常が精神に影響をだす場合もあるのです。

 

過呼吸になりやすい方は生活を見直して今後は自身の体のゆがみに目をむけてください。また、病院の治療だけでは不安だという方はぜひ東洋医学の視点からの施術を受けてみてはいかがでしょうか?

改善法はたくさんありますよ!

過呼吸(過換気症候群)について①

先日患者さんより過呼吸について相談をいただいたので私なりの意見をお伝えしたいと思います。

 

 

まずどのようにして起こるのかというのと対処法を知ってください。

 

 

 

過呼吸は、短い時間に「浅い呼吸」を「くり返し早く」行うことで起こりやすくなります。体内に酸素が増えすぎて、血液中の二酸化炭素の濃度が極端に低下し、息が苦しくなり、動悸・めまい・手足のしびれなどの症状がでます。急な発作に動揺し、パニックになることがあります。発作は時間が経つと鎮まり、命にかかわることはありません。正しい処置を知っておきましょう。

 

 

発作は自然に治まる「慌てないこと」が大事

過呼吸による発作は、酸素を吸いすぎたことにより、血液中の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れ、極端に「二酸化炭素の濃度」が低下したことで起こります。胸が苦しく、呼吸がしづらいことから、「酸素が足りない」と本人は認識しますが、不足しているのは二酸化炭素です。

 

 

二酸化炭素が不足しているので、体は一旦呼吸を停止しようとしますが、意識は「息苦しい」と感じて必死に呼吸をしようとします。体内で起こっていることと、本人の意識でズレが生じて喉の奥が引きつるような症状があらわれ、混乱します。そのうえ、視界は狭まり、頭痛・めまい・耳鳴り・全身のけいれんがあらわれると、冷静さを失い、パニックに陥ることがあります。

 

 

しかし、「息が吸えない感覚」に襲われているだけで、実際に酸素は十分にあり、死ぬようなことはありません。落ち着いて、慌てないことが大事です。発作は、10~30分で治まるのが一般的です。強い発作でも、1時間程度で自然に回復します。

 

 

 

過呼吸が起こっている体内は、血液中に酸素が増えすぎて、二酸化炭素が不足している状態です。そこで意識としては、苦しくて息を吸いたくなりますが、酸素を摂り込むのは「逆効果」です。酸素を抑えて、二酸化炭素の濃度を上げることが必要です。あせらず、まずは気持ちを落ち着かせ、次のようなを行います。

 

1.胸に手をあてて、呼吸の速度を下げる

周囲の人は、背中に手をあててあげましょう。それだけ落ち着くことがあります。

 

2.呼吸のリズムを「浅くゆっくり」にする

深く吸うと、二酸化炭素の濃度が上昇しずらくなります。

 

3.息を吸ったあとに、1~2秒息を止める

呼吸回数を減らし、二酸化炭素の濃度を上げる効果があります。

 

4.吸い込んだ息を、10秒かけて吐く

吐くことに意識を集中します。周囲の人が「イーチ、ニー、サーン」と声を出して数えてあげるとよいでしょう。

 

ペーパーバック法」は、むしろ危険!

 

過呼吸の発作では、周囲の人が気づいて、袋を口にあてる「ペーパーバック法」が以前は常識でしたが、いまはむしろであるとして推されていません。この方法は、本人が吐いた空気(二酸化炭素)を再び吸い込むことで、二酸化炭素の濃度を上げる試みですが、次の理由で危険とされています。

 

  • 過呼吸だけでなく、他の重篤な病気である可能性もある
  • 二酸化炭素を吸い込むことで、不安を助長させる恐れがある
  • 低酸素をまねき、死亡したケースがある

 

過呼吸の発作は時間が経てば鎮まりますが、次のような状態が続くときは、119番に電話して救急車を呼びましょう。

 

  • 手足または全身のしびれが改善しない
  • けいれんを起こしている
  • 声をかけても反応が薄く、意識が遠のいている
  • 失神している、あるいはしかけている

 

救急車が到着するまでのあいだ、周囲の人は「自分の名前は?」「どこが痛む?」など、なるべく声をかけて会話をするように心がけましょう。会話をすることで、呼吸回数が減り、二酸化炭素の濃度が上昇し、症状が和らぐことがあります。

 

 

また、過労や寝不足が過呼吸を引き越すといわれています。風邪の症状で過呼吸にかかる人もいるようです。いずれにせよ、普段の体調を整えることが予防につながります。そして何よりも「発作は自然に治まる」という安心感を持つことです。

 

それでも「胸が苦しい」「これは過呼吸かも」と感じたら、息を吸い込む時間よりも長い時間で息を吐くようにしましょう。呼吸の際に息を完全に吐き切るのが大事です。「息を吸う1:息を吐く2」の割合で呼吸します。

 

まとめ

 

過呼吸は、急な発作で「息ができずに窒息死するかも」とパニックを起こしやすい症状です。しかし窒息するような現象は体に起こっていません。強い発作でも、時間が経てば自然に治まります。『正しい理で「CO2濃度」を上げる』の段落で挙げた処置を行いましょう。

 

当院での施術と考え方を過呼吸➁でお伝えします

胆のうとは?

今日は患者さんとの会話の中で胆石の話になりました。

 

聞いたことはあるけど詳しく知らないということで説明します。

 

まず、胆石の前に「胆のう」という臓器をご存知でしょうか?

 

胆のうは食べ物が腸に運ばれると、胆汁を出し、膵臓から出される膵液と混ざり脂肪を分解する消化酵素として働きます。

 

脂肪の消化は、肝臓から分泌される胆汁と膵臓から分泌される膵液の力によるものが大きいのです。

 

肝臓から分泌される胆汁は濃度が薄いのですが、胆のうに貯められた胆汁は濃縮され、食事の時に必要に応じて排出されるようになっています。

 

胆のう自体は胆汁を出しているわけではなく、肝臓から分泌された胆汁を貯蔵しているだけですので、胆のうを摘出しても消化に問題は発生しません。

 

胆のうが無くなると肝臓は胆のうの無い状態に適応し、濃い胆汁を分泌するようになります。

 

そして、胆石とはこの胆のうの中で結石として存在しているものをいいます。

 

日本では、高齢化と食生活の欧米化で年々患者が増えているのが胆石症で、この胆石症でできる胆石の70パーセント以上がこのコレステロール結石といわれています。
コレステロールの代謝が悪くなり、脂肪分が過多になると体内には胆石ができやすくなります。
肝臓から分泌される、胆汁の成分が過剰な脂肪分の周囲に固まったのがこの結石です。
日本食は本来脂肪分の少ないものばかりでしたが近年は肉食中心の脂が多いものが主流となり、コレステロール胆石ができやすくなっています。
石灰化結石が見つかった場合、ほぼコレステロール結石です。

不規則な生活やストレスが続き、内蔵のはたらきが悪くなると脂肪分がうまく消化しきれずに結晶化しやすくなります。
このような日常生活を送っている人は食事内容も偏りがちなので、ますます結石のできるリスクを負うことになります。
コレステロール結石は、いあわゆる胆のう結石が多いことが報告されています。

 

また、肥満気味な方、40歳代、出産経験の多い方、女性などの条件が重なっている方に多いとされ、他にも、脂肪の代謝に異常のある方、妊娠、急激なダイエット、胃切除手術後といったものも関連があるとされています。