ブログ

日別アーカイブ: 2017年7月8日

自律神経を整える方法(入浴)

日ごろ耳にする機会が増えてきている自律神経についてお話します。

 

当院では独自の整体を施術することで自律神経のバランスを整えていますが、今回は入浴での整え方をお伝えします。

 

そもそも自律神経とは?

 

自律神経とは呼吸や食べ物の消化、身体に血液を巡らせるといった生命活動に関わる大切な働きを司っています。

 

自律神経は呼吸をする働きを任されているので、少しも休むことなく働いてくれていることになりますね。

 

自律神経には『交感神経』『副交感神経』があります。

 

交感神経は心臓の機能を活発にし、気管支を広げ、血管を収縮させます。つまり、身体を活発に働かせるときは交感神経が優位になるわけです。

 

それとは反対に、食事や睡眠など身体をゆったりさせているときには副交感神経が優位になり、唾液や胃液が分泌され消化器の活動が活発になります。

 

「自律神経失調症」という症状がありますが、これは交感神経と副交感神経のバランスが乱れることが主な原因とされていて、身体のあちこちにマイナスな影響が出てきます。

 

症状も人によってさまざまで、頭痛や肩こりといった”身体の症状”と「なんとなくダルい」「ちょっとしたことで落ち込んでしまう」といった”心の症状”に分かれます。

 

自律神経が乱れる原因もさまざまですが、ストレスや生活習慣の乱れが特に影響が大きいと言われています。

 

ストレスを溜めたままにしておくと交感神経が優位になり過ぎて自律神経のバランスが崩れ、心と身体に悪い影響があらわれます。

 

 

それでは、今回は対策として入浴中にストレスを効果的に解消させる方法をご紹介します。お風呂でリラックスすることで、”交感神経優位”を”副交感神経優位”に切り替えましょう

 

入浴法!!

 

入浴を普段シャワーだけで済ませることが多い方は、ぜひ湯船に浸かる回数、時間を増やしてみて下さい。

 

適切な温度は38~40度程度です。お湯が熱過ぎると、かえって交感神経が活発になります。

 

首まで浸かっても半身浴でも構いません。気持ちいいと感じる浸かり方を選んでください。

 

こうして湯船に浸かるだけでも効果はありますが、これに「呼吸」を加えることでリラックス効果はグンと上がります。

 

コツは息を吐く時間を長くすることです。

 

副交感神経は”息を吐く時”に優位になるので、吸う時間よりも吐く時間を長くするように意識することが大切です。

 

イメージとしては吸った倍の時間を吐くようにするとやりやすいと思います。

 

実はこの呼吸法は筋肉や肋骨にも非常に効果的でいいことだらけなのでぜひやってみてください。

 

きっと落ち着く時間が増えますよ(^◇^)