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日別アーカイブ: 2018年2月17日

腰痛を考える

「あなたは腰が痛くなったときどうしていますか?」

 

 

突然の質問で申し訳ありません。

 

 

ですが、この質問を見て「腰を揉む・押す」と思った方は要注意です。

 

 

 

それはなぜかというと

 

 

 

「痛んでいない腰を揉む(押す)ことはかえって腰痛を長引かせる、もしくは、悪化させる」ことがあるからです。

 

 

実際、現代医療のプロフェッショナルである医師の研究でも約8割の腰痛患者の原因が不明であることがわかっています。

 

 

そして、冷静に考えるとその場所を揉むだけで治るのであれば腰痛はこの世からなくなっているでしょう。

 

 

 

まだまだ治療院でも腰の筋肉をゴリゴリ押したりするところは多いのが現状ですし、マッサージが気持ちいいのも僕は知っています。

 

 

 

そんな中で、僕が知り得る「今の治療院業界の常識」をお伝えします。(一般常識ではありません)

 

 

1、腰は揉みません

 

確認程度に押さえることはありますが、なるべくソフトに触ります。

痛みがでているというこで神経が興奮または敏感になっていて、強く触ることで悪化させる可能性があります。

痛みがでているだけで、原因ではないからです。

 

 

2、足を診る

 

腰の痛みの大半が腰より下の筋肉・関節の不具合で起こることが多く、人間は二足歩行の動物であることから、足には常に負担がかかりやすい状態になっています。

 

いま、触れる人は自分で確認してみましょう。

太ももの前・内・外を左右で比べます。

ゆっくり押してゆっくり比べると必ず左右の差に気づくことができるでしょう。

腰痛の方の多くは太ももの前や外側に痛みやハリ感があると思います。

 

 

足首・膝・股関節の動きもチェックしましょう。

左右で動きが固い方向があるかもしれませんね

腰痛の方はどちらかの足の動きが固いもしくは両方固くなっているでしょう。

 

 

「治療」の分野では1・2は本当に大事なことです

 

2のなかで、あらためて触ってみたり、動かしてみたりすることでなにかしら感じたと思いますが、実は、「感じる」ことが大切なのです。

 

痛みに集中するあまりそれ以外の異常には気づかなかったりして、そのままになることで現在の症状が作られます。

 

 

今回は腰痛を例にしましたが、あらためて自分の体に目をむけて、自分を知ってください。

 

「感じる」ということを意識できると症状を改善させるだけでなく、予防にもなりますのでぜひ参考にしてください。