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日別アーカイブ: 2020年8月7日

大谷翔平からみる運動連鎖

いつもブログを見ていただきありがとうございます。

今日は、スポーツ選手のアイドル的存在の大谷翔平選手がピッチャーをして右前腕を痛めた後の初打席でホームランを打ったニュースをみまして「運動連鎖」というものをみなさんにお伝えしようと思います。

 

まず、動作をする時に、人間の筋肉は一つの筋肉だけを動かしているのではありません。ひとつの動作をするために全身の筋肉を共同で動かすことで手を伸ばしたり足を動かすことができます。このような運動連鎖がスムーズにできることは動きがうまくなる要素になります。

さあ、なぜ大谷選手の話題から入ったかというと、大谷選手はトミー・ジョン手術という靭帯の移植手術を昨年受けています。

靭帯がなじむまで1~2年かかるといわれていますが、手術をしたようなところはこのような運動連鎖が途切れてしまいがちです。運動連鎖が途切れると、これまで普通にできていた動きができなくなり、また違う場所に負担がかかりやすくなったりします。

今回、大谷選手がケガをした場合も、手術の影響や準備不足により運動連鎖がうまくいかず、結果的に手だけでコントロールしたことによる前腕のケガであろうと推測できます。

超一流のスポーツ選手でさえこのようなことが起こっているのです。一般の方にはもっと多く起こっています。

例えばお腹の筋肉がうまく使えず運動連鎖が途切れてしまうことで股関節や膝関節に負担がかかってしまう、また、肩甲骨で動きが途切れるので首や腰でカバーしてあげないといけないことになって首こり・腰痛がおこってしまうなどがあげられます。

僕が日々勉強させていただいているVIM療法は運動連鎖ができている状態を「つながる」と表現します。

症状が治ってきても使い方が同じで筋肉が繋がっていないと再発を起こしやすくなります。施術だけで終わらないで運動を取り入れて全身を使って運動・生活ができるようになるともっとみなさんの可能性を広げることができます。

 

まだどういうことか理解できていないかもしれませんが、「運動連鎖」がみなさんの体を良くするキーワードになります。痛みの解消だけにとどまらない、その先にいけるようにしていきましょう!!!