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月別アーカイブ: 2021年3月

湿布

久しぶりの投稿になります!

サボってしまいました(>_<)

また定期的に投稿していきたいと思います!!!

 

さて、今日は「湿布」です。

みなさんは好きですか?

使い方を間違えるとよくないのでお伝えします。

湿布薬には、消炎鎮痛剤の成分が塗られています。
「消炎」して「鎮痛」する、つまり炎症を抑え、痛みを和らげることを目的にしているのです。

どうやって「消炎鎮痛」するかというと、血管を閉じるように働きかけ、血流を悪くするのです。
血流が悪くする、すなわち痛み物質の流れも悪くするため、一時的には楽になり、症状が改善したような気になります。

しかし、血流が悪くなるということは、身体の自己治癒力が低下することを意味します。
例えば、肩こり・腰痛などの原因は血行不良と言われていますが、血流が悪くなると筋肉は更に硬くなり、結果的に症状がさらに悪化します。

また、運動後の筋肉痛は、運動によって傷ついた筋肉の繊維を修復する時に起こると言われていますが、血流が止まると筋肉の組織修復自体が止まってしまいます。
つまり、筋肉痛を「先送り」しただけ、ということなのです。

このように、湿布薬で一時凌ぎをすると、治癒力が落ちて根本的な解決が遅れるどころか、かえってひどくなることにも繋がり兼ねません。

実は話はこれだけでは終わらないのです。
消炎鎮痛剤が血流を悪くするということは、自律神経を強制的に交感神経優位にすることになります。
強制的に交感神経優位にされることによって、血圧上昇、消化不良、不眠などの副作用が出てくる恐れもあるのです。
こうなると、体調は悪化する一方です。

もちろん、打撲や怪我などの急性の炎症の場合には、炎症を止めるために湿布薬・消炎鎮痛剤を使うことも必要です。
限られた必要な時間だけ使う分には問題はないのです。
問題は、長期的・慢性的に使用する場合です。
例えば慢性の肩こり・腰痛の場合には、お風呂にゆっくり浸かって血流を良くし、お風呂上りにストレッチをして、筋肉の可動域を広げるようにして下さい。
こういったやり方の方が、手間はかかるかもしれませんが、根本解決につながります。

湿布薬・消炎鎮痛剤に限りませんが、市販薬も含めて薬を使う際には、どんな作用をする薬なのか、良く知っておくことが必要ですね。