ブログ

月別アーカイブ: 2017年7月

八木さんとのインタビュー対談公開しました!

7月5日よりB-plusに八木さんに取材していただいた記事が公開となりました

 

僕が整骨院の先生を志した経緯やこれからの「思い」も記事にしていただいているのでぜひ見てください。

DSC_2080

DSC_2095

胆のうとは?

今日は患者さんとの会話の中で胆石の話になりました。

 

聞いたことはあるけど詳しく知らないということで説明します。

 

まず、胆石の前に「胆のう」という臓器をご存知でしょうか?

 

胆のうは食べ物が腸に運ばれると、胆汁を出し、膵臓から出される膵液と混ざり脂肪を分解する消化酵素として働きます。

 

脂肪の消化は、肝臓から分泌される胆汁と膵臓から分泌される膵液の力によるものが大きいのです。

 

肝臓から分泌される胆汁は濃度が薄いのですが、胆のうに貯められた胆汁は濃縮され、食事の時に必要に応じて排出されるようになっています。

 

胆のう自体は胆汁を出しているわけではなく、肝臓から分泌された胆汁を貯蔵しているだけですので、胆のうを摘出しても消化に問題は発生しません。

 

胆のうが無くなると肝臓は胆のうの無い状態に適応し、濃い胆汁を分泌するようになります。

 

そして、胆石とはこの胆のうの中で結石として存在しているものをいいます。

 

日本では、高齢化と食生活の欧米化で年々患者が増えているのが胆石症で、この胆石症でできる胆石の70パーセント以上がこのコレステロール結石といわれています。
コレステロールの代謝が悪くなり、脂肪分が過多になると体内には胆石ができやすくなります。
肝臓から分泌される、胆汁の成分が過剰な脂肪分の周囲に固まったのがこの結石です。
日本食は本来脂肪分の少ないものばかりでしたが近年は肉食中心の脂が多いものが主流となり、コレステロール胆石ができやすくなっています。
石灰化結石が見つかった場合、ほぼコレステロール結石です。

不規則な生活やストレスが続き、内蔵のはたらきが悪くなると脂肪分がうまく消化しきれずに結晶化しやすくなります。
このような日常生活を送っている人は食事内容も偏りがちなので、ますます結石のできるリスクを負うことになります。
コレステロール結石は、いあわゆる胆のう結石が多いことが報告されています。

 

また、肥満気味な方、40歳代、出産経験の多い方、女性などの条件が重なっている方に多いとされ、他にも、脂肪の代謝に異常のある方、妊娠、急激なダイエット、胃切除手術後といったものも関連があるとされています。

 

 

今日は蒸し暑い!!

梅雨本番です!!

 

昨日までの雨があがって今日は本当に蒸し暑い!!

 

湿度がすごいんでしょうね(+o+)

 

 

湿度がすごいということで今日は天候と痛みのお話をしましょう。

特に今は梅雨ということで雨との関係を解説します。

 

◆気温と痛み◆

 

気温が下がると、体温の放散を防ごうと、筋肉や血管は収縮し血行が悪くなります。そのため、普段から痛みのある場所では代謝が悪くなります。

 

 

◆湿度と痛み◆

 

湿度が上がると、発汗や水分の排出力が落ちることで水分代謝が悪くなり浮腫みの原因となったりします。そのため、血行が悪くなり、やはり普段から痛みのある場所では代謝が悪くなります。

 

 

※痛みのある場所で代謝が悪くなると…。
痛みは通常、患部への有害刺激により患部がから発痛物質(痛みの神経を刺激する物質)が生成されることにより発生します。

 

この発痛物質は、仕事(痛みを神経に伝える)を終えると、流れる血液によって掃除されます。

 

ところが…血行が悪かったり、代謝がわるいと、この発痛物質が上手く掃除されないままに次から次へと発痛物質が作られてしまうので、発痛物質が蓄積されていきます。

その為、痛みが止まない状況が出来てしまいます。

 

◆気圧と痛み◆
気圧と痛みの関係は、まだまだ明らかにされていない部分も多いようですが…。

 

気圧が下がると、体内で『ヒスタミン』という化学物質が生成されることが分かってきたそうです。この『ヒスタミン』は、先にも述べた発痛物質の一つで、痛みの直接的な原因にもなります。
また、身体の外の気圧が下がると、体内から体外へ大気を押し返す力の方が強くなるため、身体や各部が膨張してしまいます。

 

この膨膨が原因で関節や骨、筋肉が神経を圧迫し痛みを誘発することも痛みが増悪する原因の一つとされています。
さらに…
気温・湿度・気圧の変化は身体への影響だけでなく、精神へのストレスになったりもします。
精神へのストレスを受けると、交感神経部が強く働くようになります。
交感神経部が強く働くと、関節付近の血管を収縮させて神経を過敏にさせてしまいます。
では、気候の変化に伴う痛みへの対策や予防策は…。
●日頃からストレスを溜めないように心がけ副交感神経が働きやすい状況を作っておく
●血行が悪くならないよう、食生活や生活習慣に気を付ける
●日頃からの適度な運動で、発汗や体温調節機能を向上させる
などです。

 

また、日ごろから体のケアをして副交感神経の働きを良くしておくことも必要かもしれませんね。
まだまだ気候により心身ともにストレスを受けやすい時期は続きます。お体にはくれぐれもお気をつけ下さい。